全体的に無難な感じ京都芸術大学通信教育課程の卒業・修了制作展示を見に出かけました。
展示数が多いので滞在時間の都合もあり染色・写真・陶芸・日本画・洋画のみ拝見。陶芸作品が個性的で面白かったです。
通信教育学部は中・高年の学生がほとんどのせいか芸術は爆発だ!みたいなエネルギーが溢れ出ているようなぶっ飛んだ作品は無かったなぁ。(同大学でも通学生の卒展はまた違ったんじゃないかな)
特に日本画・洋画などは常識的な画題と手法の作品ばかりでした。もっとアヴァンギャルドな挑戦的な作品を期待していたんだけれど・・・昨秋観た地元の公募展の方が立体ギリギリの洋画とかもあってよほど面白かったなぁとか思いながら観ました。
写真も個性を出すのがなかなか難しいようで見る側の知識の問題もあるのだろうけれど私の印象では題材も表現も同じような幅の中で収まっていた感じ。
染色は色々な形態の作品がありました。着物やファブリックやオブジェ・・・元になる糸の色?染まられた布の色?どこを見れば良いのかちょっとポイントが分からなかった。一つ良いなぁと思った作品は琉球紅型染めの着物&反物作品。色が鮮やかで模様も可愛くて力強くて生き生きしていた。鑑賞者の心を華やぎで満たしてくれる力を持っていました。学科賞受賞作品。
私が在籍している書画コースは出来て1年なのでまだ卒業生がいません。来年は3年編入学の最短卒業生が出る予定。私も、3年編入生ですが卒業は3年計画なので再来年の予定。その時はぶっ飛んだ作品であっと言わせましょうか?